ご 挨 拶
(1)
当社は、電力の受電・変電設備及び設備の点検はもちろんのこと、あらゆる
電力需要に対するサービスを実施することを目的として、電力の「安全」「安定」「安心」供給を目指します。
受変電設備の点検には、測定からえられた正確なデーターが重要です。しかしながら、その総合的な判断は、経験に基づいた技術力と、お客様との信頼関係に基づくことが必要不可欠であると考えております。
私共は、今まで培って参りました信頼関係と技術力を基に、お客様とのコミニケーションを重視し、技術情報の提供などを通じて、共にレベルアップを図ることによって、「予防保全」「安全管理」に寄与したいと存じます。
(2)
「環境保全」「経営の合理化」という、お客様の経営理念の実現をお手伝いさせて頂きます。
21世紀に入り、省エネルギーの実現は人類にとって重要な課題となっております。日本も例外ではなく、CO2の大幅な削減等の目標がありますが、経営的な観点からは、その負担は決して小さいものではないと考えております。
そこで、私共は、電気事故を防止するという基本的な観点に加えて、電力消費の効率化・省エネルギー化を推し進めていくことで経営の合理化を実現すると同時に、太陽光発電・風力発電システムを始めとした21世紀に相応しい新エネルギーの導入をお手伝いさせて頂きたいと存じます。
以上が、私共の理念です。その実現の為に、日夜、研究と努力を積み重ねて参ります。
お客様の事業発展の一翼として、私共をご利用頂けますよう、宜しくお願い致します。
株式会社カナメ電研 代表取締役 松村一雄
ご提案・案内(1) H24.8
熱画像診断による電気設備診断のご提案
今回、ご提案させていただきますのは、熱画像診断による電気設備診断です。
現在、御社におかれましても、より安全かつ効率的な設備の運用を目指して、設備の検査・点検等にご尽力をされていることと存じます。そこで、弊社は、これまでのTBM(時間基準予防保全)からCBM(状態監視基準保全)へと移行していただくことにより、機器不良等の兆候をいち早く発見して、従前よりも効率的なメンテナンスを行うことをご提案させていただきたいと考えております。
CBMの手法として、最も効率的な手法の一つが、熱画像診断です。電気設備をはじめ、あらゆる機器の異常部は高熱を発する事象が多くみられます。熱画像診断は、この点に注目し、電気設備を稼働させた状態のままで、肉眼では見ることが出来ない温度を測定・画像化したものを技術的に分析する手法です。現在、多くの産業分野で、熱画像診断が行われております。特に、アメリカ等では、電気設備火災保険の加入要件として、赤外線技術による診断が必要とされております。海外では幅広い分野で高い信頼を得ている手法なのです。
このように、熱画像診断は、電気設備の停止状態では確認出来ない通電時の異常や負荷の偏りを発見することが可能となります。具体的には、機器やケーブル等の過負荷、接続部の接触不良状態、絶縁物の耐熱容量を測定し、熱画像を正確に診断することにより、早期の不良・欠陥の発見、対処時期の検討、交換改修計画、実施へと進むことが、これまで以上に容易に、効率良く行うことが出来るようになります。
しかも、停電時間を取る必要が無いため、変電所規模が大きい場合でも短時間での測定が可能です。また、非接触で測定するため安全に測定できるというメリットもあります。さらに、受変電設備以外にも、回転機の熱診断、空調設備ダクトの空調効率等の診断、漏水や気体、液体等の配管内部の状態(詰まり)等、多方面に渡って活用することも可能です。
このように、熱画像診断によって、即時に異常箇所や非効率な部位を発見することにより、総合的な設備点検ができることとなります。しかし、熱画像診断にあたっては、単純に温度測定器で熱画像を見れば良いわけではありません。正確な知識や豊富な経験を元にした技術的判断が必要不可欠となります。弊社は、この技術に注目し、熱画像診断機器性能初期時代からこれを導入し、受変電設備等の電気設備診断で培ってきました経験的技術をもとに、熱画像診断分析技術を研鑽して参りました。
企業の心臓部的位置にある電気設備の点検には、万全を期す必要があり、しかもそのコストも抑える必要があります。ぜひ、弊社の熱画像診断をお試しください。
平成24年8月吉日
株式会社カナメ電研 松村一雄
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